近年、企業にますます求められる人的資本経営とは、人材という「資本」に戦略的（選択と集中、リスク分散）に投資することで、リターンを最大化しようとする経営に他なりません。では、企業は「どのような社員の」「どのような学びに」投資するべきでしょうか。
このVUCAの時代、バックキャスティング思考により、不確実な環境下でも経営を牽引していける次世代リーダー人材の育成が不可欠です。そして、AI時代においても真に求められるのは、デジタル技術に振り回されることなく、技術をうまく「活用」しながら経営課題を解決していける実務者であり、そのための出発点は、やはり基礎学習になります。
なぜなら、基礎の習得は、守破離の段階に則った成長や成熟を通じて、いずれ再現性のある応用に転じるからです。

弊社では、これまで様々な企業のご要望に応え、次世代リーダーを養成してまいりました。
その試行錯誤を踏まえ、経営学のうち、真に実務に活かせるものだけを厳選し、2022年8月に「事業部長になるための『経営の基礎』」（新井健一・陶山匠也著、生産性出版）という書籍にまとめました。本セミナーでは、書籍の内容や人材育成の最前線での事例を交えて、事業部長クラスの実務者が備える知識・スキルのレベルの体系、これからの経営を牽引する次世代リーダー像について解説します。
本セミナーを通じて、次世代リーダーが学ぶべき基礎とは何か、人的資本経営に資する戦略的人材投資について、ご検討いただく際の一助としていただけたら幸いです