不祥事の怖さ・ルールを教えるだけでは足りない!
マネジメントが機能するコンプライアンス経営の要諦
本セミナーのねらい
いまや全ての企業でコンプライアンス教育の重要性が認識されており、手法やアプローチは違えども、コンプライアンス教育は社員の貴重な業務時間を割いてでも実施しなければならない重要課題となっています。
しかし皮肉なことに企業不祥事がなくなる気配は感じられません。原因はどこにあるのでしょうか。
どちらの企業でも、コンプライアンス研修と言えばお決まりのパターンがあるように感じます。不祥事の怖さを伝え、コンプライアンス経営の定義を説明し、重要法令をはじめとする守るべきルールを教え、具体的な違反事例の紹介をしたうえで、「ですから、皆さんは決してコンプライアンス違反を行ってはいけません。」という言葉で締めくくられるというものです。
少し気の利いた研修では、ケーススタディを用いて、「こんなとき、あなたはどうすべきでしょうか?」という問いかけが行われます。これが無意味であるとは思いませんが、何かが足りないのではないでしょうか。
コンプライアンス経営も「経営」の一要素です。ということは、いわゆる通常のマネジメントがその土台となります。通常のマネジメントがきちんと機能している組織であれば、それを土台としてコンプライアンスという要素を載せさえすればコンプライアンス経営の実現は可能でしょうし、逆に通常のマネジメントが機能不全を起こしている組織では、いくらコンプライアンス教育だけを熱心に行ったところでその成果は知れています。
本セミナーでは、コンプライアンス研修の効果を最大化するために、実務に紐づけた形で日常のマネジメントにおいてどこを重点的に補強すべきか、という点を考えてまいります。
主な内容
- 最近の不祥事の傾向
- コンプライアンス教育で不祥事は防げるのか
- コンプライアンス経営も「経営」である
- 提案① 社員を本気にさせる
~コンプライアンス方針の浸透~ - 提案② リスクマネジメントを機能させる
~風通しの良い職場づくり~ - 提案③ ハラスメントを防ぐ
~時代に合った部下指導~ - 教育プログラムの紹介
(役員、管理職、リーダー、一般社員、新入社員) - 効果的な教育の実現のために
講師プロフィール
角渕 渉(すみぶち わたる)
アクアナレッジファクトリ株式会社 代表取締役
株式会社アイベックス・ネットワーク 人事コンサルタント
ソフトウェア会社にてシステムエンジニア業務、学校法人産業能率大学総合研究所にてコンサルティング、教育業務に従事。その後、アンダーセン/朝日監査法人入社(現KPMG/あずさ監査法人)にてビジネスリスクマネジメントに関わるコンサルティング及び教育に従事。KPMGあずさビジネススクール株式会社設立と同時に取締役に就任し、 経営責任者として会社経営の傍らコンサルタント、講師業務に従事したのち、アクアナレッジファクトリ株式会社を設立。同社代表取締役。大企業向けのコンプライアンス・マネジメント研修など展開している。
参加要領
13:00受付開始
307/藤
●コンプライアンス経営に課題を感じている経営層
●コンプライアンス・法務部門の管理職
●コンプライアンス研修などのご担当者さま
会場アクセス
九段会館テラスコンファレンス&バンケット
〒102-0074
東京都千代田区九段南1-6-5 九段会館テラス2階・3階