私立大学が置かれている待ったなしの改革要請はもちろん、
次世代を担う人材が大学のためにではなく、自分のために働き、
その結果として生産性や大学勤務満足度が高まる、
そのためのはじめの一歩、処方箋を紹介していく。
本セミナーのねらい
私立大学は昨今、常に改革の要請に応えなければならなかった。急速な若年層人口の減少、人生100年時代、Society 5.0の到来、リスキリング、リカレント教育など。
このようにコロナ以前から社会環境が大きく変化する中で、大学の教育目標も変容し、私立大学の教育研究も自ずと変わっていかなければならないし、現に変わらなければならない。また私立大学のガバナンス改革も待ったなしの状況である。
そんな中、今回弊社が注目したいのは、将来に向けて大学を支えていく教職員の働く満足度を高めることである。民間企業では、顧客の満足を高め、経営を安定させるには、まず社員の働く環境や心理的安全性、満足度を高める取り組みに着手すべきことは、すでに当たり前のこととなっているからだ。
したがって今回のセミナーでは、私立大学が置かれている待ったなしの改革要請(組織のダウンサイジングなどを含む)はもちろん、次世代を担う人材が大学のためにではなく、自分のために働き、その結果として生産性や大学勤務満足度が高まる、そのためのはじめの一歩、処方箋を紹介していく。
具体的には、職場の働き方の質を高めるアイデア発想や業務改善、そしてコンプライアンスやハラスメント意識を高める取組みやすいツールのご紹介、事例などを分かりやすく紹介していく。これにより私大経営の確かな改革及び教職員の勤務満足度、WLBの向上に貢献できれば幸いである。
主な内容
- 私立大学のいま
(1)データから読み解く私立大学の危機
(2)国の方針と今後の見通し、対策
(3)将来に向けた経営幹部の役割と責任
(4)これから大学の魅力をどう打ち出すか - 大学を支えるには、教職員個人の満足度UPを!
(1)民間企業、株主と顧客、社員の望ましい関係
(2)民間企業でも「大」改革はうまく行かない
(3)大学組織のダウンサイジングへの備え
(4)教職員の生産性や大学勤務満足度を高める
(5)人生100年時代、生き甲斐とキャンパスワーク&ライフ - 本研修プログラム紹介
(1)生産性を高めるアイデア発想、業務改善
(2)職場の質を高めるマネジメント研修
(3)次世代経営幹部養成
(4)大学で取り組むコンプライアンス、その取組事例ご紹介
(ハイテクノロジーコミュニケーションズ株式会社 丸山 裕司)
(5)質疑応答
講師プロフィール
山本 雅淑(やまもと まさよし)【第1部担当】
大正大学 客員教授・参与
元私学事業団 私学経営情報センター長
大学卒業後、日本私立学校振興・共済事業団に入職し経営支援室長、私学経営情報センター長等を歴任後、平成25年4月より大正大学人間学部教育人間学科教授に就任、エンロールメント・マネジメント研究所副所長、地域構想研究所副所長補佐を歴任、令和5年4月より大正大学客員教授・参与、他に東京家政学院評議員、中央大学外部評価委員、大阪キリスト教学院監事を兼務
新井 健一(あらい けんいち)【第2部担当】
株式会社アイベックス・ネットワーク 代表取締役社長
大学卒業後、大手重機械メーカー、アーサーアンダーセン(現KPMG)、同ビジネススクール責任者等を経て、㈱アジア・ひと・しくみ研究所及び㈱アイベックス・ネットワーク代表を務める。著書「やっぱり、『普通の会社員が一番強い』」(日経BP 日本経済新聞出版)他多数
参加要領
13:00受付開始
会場アクセス
アルカディア市ヶ谷 私学会館
〒102-0073
東京都千代田区九段北4-2-25